【ジープラングラー試乗】ロング、ショート、V6、直4。それぞれに特徴のある走り

オンロードではショートボディ+V6のスポーツにも乗りました。ロングに比べるとピッチングやバウンシングといった上下動が目立つ特性です。

2460mmとロングに比べると550mmもホイールベースが短いのですからこれはもう別の乗り物と言っても過言ではありません。オフロードコースでは乗れませんでしたが、ショートはオフロードでその真価を発揮することでしょう。

オフロードコースとして用意されていたのは、愛知県にある「さなげアドベンチャーフィールド」です。

タフなコースとして知られるこのコースですが、さすがにもっとも難しいコースは閉鎖。中級レベルのコースでした。とはいえ、路面は濡れていましたの走りにはいい条件とはいえません。

そこを直4・2リットルターボを積んだ、アンリミテッド・スポーツは悠々と力強く走ります。スタッフに指定されたのは4Hでの走行です。

4Hで大丈夫なの? と思うセクションもあったのですが、スタックしそうになってもちゃんとタイヤを直進状態にしてスタートすればのっそりのっそりと走り抜けます。

試しに2トライ目は4Lにしてみましたが、そうするともう何のトラブルもおきません。4Lではヒルディセントコントロールも使えるため、さらに気を遣わずに走れます。

ビックリしたのは試乗車が履いていたタイヤがA/Tであったこと。これでM/Tを履いたらもう完璧に無敵だという感じでした。

(文/写真・諸星陽一)

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この記事の著者

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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