オンロードではショートボディ+V6のスポーツにも乗りました。ロングに比べるとピッチングやバウンシングといった上下動が目立つ特性です。
2460mmとロングに比べると550mmもホイールベースが短いのですからこれはもう別の乗り物と言っても過言ではありません。オフロードコースでは乗れませんでしたが、ショートはオフロードでその真価を発揮することでしょう。
オフロードコースとして用意されていたのは、愛知県にある「さなげアドベンチャーフィールド」です。
タフなコースとして知られるこのコースですが、さすがにもっとも難しいコースは閉鎖。中級レベルのコースでした。とはいえ、路面は濡れていましたの走りにはいい条件とはいえません。
そこを直4・2リットルターボを積んだ、アンリミテッド・スポーツは悠々と力強く走ります。スタッフに指定されたのは4Hでの走行です。
4Hで大丈夫なの? と思うセクションもあったのですが、スタックしそうになってもちゃんとタイヤを直進状態にしてスタートすればのっそりのっそりと走り抜けます。
試しに2トライ目は4Lにしてみましたが、そうするともう何のトラブルもおきません。4Lではヒルディセントコントロールも使えるため、さらに気を遣わずに走れます。
ビックリしたのは試乗車が履いていたタイヤがA/Tであったこと。これでM/Tを履いたらもう完璧に無敵だという感じでした。
(文/写真・諸星陽一)
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