航続距離は日産・リーフ以上を目指す。韓国・キアの次世代型EV、ニュルで無音の高速テスト

韓国・キアの「ソウルEV」次期型プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始。その模様をカメラが捉えました。

「ソウルEV」は、2014年に2代目「ソウル」のエレクトリックバージョンとして誕生しました。最新版では30kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高出力109psを発揮。最高速度144km/h、0-96km/h加速11.2秒、航続距離111マイル(約178km/h)を達成しています。

次期型では、64kWhのバッテリーパックを搭載し、最高出力204ps、最大トルク392Nm、大型ディスプレイに表示されているように航続距離は271マイル(約437km)へ飛躍的に進化を見せます。

これらはライバルとなる日産「リーフ」やシボレー「ボルト」を超える数値です。また急速充電システムを往来の「CHAdeMO」方式から、「CCS Combo」高速受電へ移行する可能性があり、20分程度で80%のバッテリー充電が行えるようです。

エクステリアでは、薄型ヘッドライトや新デザインのバンパーを装備し、躍動的なプレスラインが見てとれるほか、テールライトは、太い縦型からスリムでスポーティーなL字型へ刷新されます。初めて撮影に成功したキャビンには、高精密の大型ディスプレイを新たに装備し、シフトレバーの代わりにロータリースタイルのシフターが確認できます。

ワールドプレミアは、2019年内と見られ、2020年に発売となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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