ジャガーの欧州Dセグメント・スポーツサルーン「XE」改良型プロトタイプを、灼熱のデスバレーで初めてカメラが捉えました。
ジャガー初のコンパクトセダンとして、2001年にデビューした「Xタイプ」の後継モデルが「XE」です。2015年に発売された現行モデルにとって、これが初の改良型となります。
フェイスリフトのわりにカモフラージュが重く、フロント&リアの大刷新がなされる可能性があります。
捉えたプロトタイプは、新グラフィックのヘッドライトの一部、リフレッシュされたバンパーやエアインテークが見て取れます。リアコンビランプのデザインも再設計されるはずです。キャビンも撮影に成功しましたが、最新世代のインフォテインメントと新しいトリムオプションが用意されます。
最大の目玉はボンネットの下にあります。ジャガーは既に2020年以降に発売するすべての車種のパワートレインを電動化すると発表しており、この「XE」改良モデルにもラインアップされる可能性が高いです。予想されるパワーユニットは、優れたパフォーマンスと経済性を両立する、ジャガー自慢の「インジニウム」2リットル直列4気筒と組み合わされる48Vマイルドハイブリッドです。
さらにアイドリングストップ機能「ジャガー・インテリジェント・ストップ・スタート・システム」を搭載し、排出ガスの低減と燃費向上を図ります。また販売不振と排ガス規制により廃止されたV6エンジンは引き続き搭載されないようです。
ライバルである、メルセデス「Cクラス」は改良型を発表したばかりで、BMW「3シリーズ」も新型が発表されました。「XE」の改良は急務となっています。ワールドプレミアの場は、2019年3月のジュネーブモーターショーが有力とされています。
(APOLLO)