【パリモーターショー2018】EVの「PEUGEOT e-Legend CONCEPT#UnboringTheFuture」は、名車504クーペを彷彿とさせる外観が注目

バッテリーEVの「PEUGEOT e-Legend CONCEPT#UnboringTheFuture」は、Dセグメント級の全長4.65mという現実的なサイズに収まっているのが特徴だそう。

近年のモーターショーのコンセプトカーは「Connected(つながるクルマ)」の「C」「Autonomous(自動運転)」の「A」「Shared(カーシェアリング)」の「S」「Electric(電動化)」の「E」の頭文字を組み合わせた「CASE」というキーワードが欠かせなくなっています。

ダイムラーが最初もしくは、比較的早く唱えた「CASE」のうち、バッテリーEVの「PEUGEOT e-Legend CONCEPT#UnboringTheFuture」は、フルEV、カスタマイズ、コネクテッド、そして自動運転のヴィジョンを示すモデルだそう。

スタイリングは、名車504クーペのデザインテーマを近代化させ、504クーペが持つライトウェイトで引き締まって彫刻的、そしてセンシュアルなフォルムを受け継いでいるとしています。

リヤに向かってアーチを描き、ゆったりとした滑らかなシェイプを形成。フロントライトとテールランプは、プジョーのシグネチャーである、3本の爪痕のモチーフを反復させたそう。

さらに、このコンセプトカーは4つのドライビングモードが備わっていて、2つは自動運転、もう2つはドライバーの手動運転。常にその選択はドライバーにゆだねられています。つまり、完全自動運転ではなく、ドライバーによるオーバーライドという権限が与えられています。

内装は、フランスのFOCAL製のオーディオシステムと乗員を取り囲むようにカーブした49インチものデジタルスクリーンで構成。スクリーンでは、映画やデジタルコンテンツを楽しんだり、周囲を撮影したりするなど、ドライビングモードの選択により可能。

フランス車らしく素材は、あえて温かみのあるものを使用。ベルベットとウッドのコンビネーションがデジタル化による喧騒から和らげてくれるそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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