大坂なおみは全米オープンで4億2000万円、佐藤琢磨がインディ500で2億7000万円、マツダ・グローバルMX-5カップの2200万円は意外と高い!?【人気ワンメイクレースのお金に関するetc.】

さて、マツダ・グローバルMX-5カップに参戦するためには、自分でマシンを購入するオーソドックスな方法が一般的ですが、米国シリーズではほとんどの選手がチームのマシンを借りて走る、いわゆる「レンタルマシン」で参戦しています。

「アメリカでレース車両は約650万円で販売されていますが、レンタルはレース参戦に関するものがパッケージ化されており、価格もリーズナブルな設定となっています。レースウイークへ向けて練習2回、予選・決勝(45分)が2戦で100万円〜、エントリーフィー約13万円、タイヤ3セット40万円、ガソリン3〜4万円、渡航費と宿泊費約25万円をプラスすると一戦あたりの費用は180万円程度となります。単純計算で、6大会12レースに参戦すると1080万円となりますが、シリーズチャンピオンになると、奨学金で元が取れる計算になります(笑)」

そう、マツダ・グローバルMX-5カップのスカラシップ制度は、シリーズチャンピオンになると奨学金として20万ドル=約2200万円が進呈されるので、ステップアップを目指すドライバーにはとても大きな魅力です。

「2017年、米国シリーズで年間チャンピオンに輝いたパトリック・ギャラガーが、スカラシップを獲得しスポーツカーでデイトナ24時間に初参戦、5月にはミッドオハイオで初の表彰台へ上っています」