スバル・R2のネット個人取引で実感。中古車にはオーナーのカーライフが宿る!【Let’s Enjoy ”軽道楽”・その3】

◆個人売買サイト

個人売買サイトは、小物や家具、電化製品等の取引だけかと思いきや、さにあらず。出品者が売値を付けられるので「こだわりのカスタマイズカー」や「マイナーながら根強い人気のクルマ」等、興味のある人が見れば付加価値を感じるクルマも数多く出品されているようです。

取引では直接出品者と会うことで、実車のコンディションや利用状況等を確認できます。現状渡しがほとんどですが、同一ナンバーなら名義変更を出品者が行う場合もあるようです。

前回のレポートのとおり、筆者は個人売買サイトで関東圏において候補車を2台見つけ、それぞれのオーナーさんにお会いしました。話をしていて興味深く感じたのは、やはりお二人とも「スバルR2 R・5MT・FF仕様」を選んだ理由があって、クルマの使い方やメンテナンス内容、こだわりポイントなども全く異なるということでした。

例えば用途の違いでは通勤とレジャー、便利機能ではナビやETCの有無、生活面では小物飾りやシートカバー等のカー用品、整備ではオイルやタイヤ交換、嗜好では喫煙や芳香、チューンでは車高調等、それぞれが全然違っていました。

最初は全く同じ仕様だったのに歳月を重ねる度に歴代オーナー達のカーライフが色濃く反映されて、程度だけでなく走りも機能も別モノに変わっていくのですネ。マイカー候補として自分のカーライフと照らし合わせながら、あらためて強く実感した次第です。

今回は3種類のネットサービスの特徴だけでなく、オーナーと直接会って交渉するプロセスを通じて「中古車にはオーナーのカーライフが宿る」という奥深さを垣間見た気がしました。これも店舗購入ではできない体験で、「Let’s Enjoy “軽道楽”」に相応しいと感じているところです。

次回は、初めて自分で行った軽自動車の「名義変更」と「希望ナンバー」についてお伝えしたいと思います。

(星崎俊浩)