フェラーリの聖地でメルセデスがチーム力を見せつけた!落胆するティフォシのボルテージを上げたスペシャルゲストとは?【2018年F1第14戦イタリアGP】

21周目、ライコネンが上位勢で最初に動きソフトタイヤに交換。メルセデスも準備しますが、まだ入りません。この間にハミルトンは猛プッシュ!

するとライコネンに「ルイス(ハミルトン)がステイアウトしているから、プッシュしろ」と指示が入ります。ほぼ同タイムを刻む2人。ハミルトンがタイヤ交換を終えた後、どちらが前に出るのか……。目に見えない戦いに、思わず正座をして手を握りしめていました。

25周目、ダニエル・リカルド(レッドブル)のマシンから白煙が上がり、ロッジアの先でマシンを止めます。来シーズンのルノー移籍を発表してから2戦連続リタイアと、歯車が噛み合いません。

その翌周、チームメイトのマックス・フェルスタッペンがピットイン。ソフトタイヤに交換しました。

28周目、ようやくハミルトンがピットイン。ライコネンはポジションを守るも、上位勢で未だにタイヤ交換をしていないバルテリ・ボッタス(メルセデス)が行く手を阻みます。

ボッタスの見事なチームプレーが功を奏し、ハミルトンがファステストラップを刻みながらライコネンの1秒以内に迫ってきました!

36周目、ボッタスがソフトタイヤに交換し4番手でコースに復帰すると、ライコネンは猛プッシュ!

首位ライコネン対2番手ハミルトンの一騎打ちが始まりましたが、ハミルトンより7周早く交換し、なおかつボッタスに抑えられながら走ってきたライコネンのタイヤは限界に……。

そしてついに45周目のメインストレートでDRSを使って並びかけたハミルトンに、第1シケインでアウトから抜かれてしまいました。この瞬間、サーキットが静まり返ったのは言うまでもありません。

首位に浮上したハミルトンは、ライコネンと約9秒の差をつけ見事ゴール! 今季6度目の優勝となりました。

2位ライコネン、3位フェルスタッペンという順番でチェッカーを受けたものの、フェルスタッペンは43周目にボッタスに幅寄せしたペナルティにより5秒加算に。この結果、3位ボッタス、4位ベッテル、5位フェルスタッペンと順位が入れ替わりました。

フェラーリのワンツーフィニッシュを期待できる予選結果だっただけに、さぞやティフォシ達も落ち込んでいるのだろうなと思いきや、表彰式が始まるとポディウムの下にたくさんのフェラーリ国旗が!

メルセデスへのブーイングも凄かったですが(汗)、ティフォシの盛り上がりにライコネンも救われたのではないでしょうか。

そしてスペシャルゲスト、元フェラーリドライバーのフェリペ・マッサが登場すると、ティフォシのボルテージはMAX! マッサは「フェラーリのドライバーとしてこの景色を見るのは素晴らしいよね。おめでとう、フェラーリ!」と祝福のメッセージを送りました。

「スピードはあったけど、タイヤが最後までもたなかった。難しいレースだったけど、皆本当にありがとう」と感謝の気持ちを述べたライコネン。ポディウムまで伸びてくるフラッグにサインをしたり、最後まで手を振ったりと、普段クールなライコネンさえも変えちゃうティフォシの熱意はやっぱりすごい!と改めて感じた、イタリアGPでした。

イタリアGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
3/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
4/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
5/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
6/#31/エステバン・オコン/フォース・インディア
7/#11/セルジオ・ペレス/フォース・インディア
8/#55/カルロス・サインツJr/ルノー
9/#18/ランス・ストロール/ウイリアムズ
10/#35/セルゲイ・シロトキン/ウイリアムズ

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
続きを見る
閉じる