販売好調のスズキ・ジムニーに織り込まれた「ユーザー思い」な工夫とは?

20年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けて7月5日に発売された4代目「スズキ ジムニー」。

スズキによると新型「ジムニー」の同月の国内販売台数は5,000台を超えており、年間販売目標台数である1.5万台に対し、発売早々に1/3を売り上げるなど、販売好調のようです。

本稿では、そんな同車に織り込まれている「ユーザー思いな工夫」等について少し触れてみたいと思います。

まずエクステリアですが、無駄無く機能的に纏められている印象で、室内スペースや車内からの視認性向上に寄与する立てられたフロント・ウインド・シールド・ガラスやサイドウィンドウがボクシーな印象を強調しており、デザイン的にも「潔さ」を感じさせます。

また、オフロード走行時のボディダメージによる割れ防止など、夜間の前方視界確保に配慮したと思われる車両最外側からやや内側に寄せられたヘッドランプ配置や、飛び石による塗装剥がれ/傷付きに配慮した素地仕様の前後バンパー、シエラ用の素地オーバーフェンダーなどが目を引きます。

続いてインテリアに目を移すと、常時発光式メーターが採用されており、昼夜を問わず、様々な環境における計器類の視認性に配慮されていることがわかります。

オフロード走破性の向上に加え、こうした日常の使用性への配慮にも更に磨きがかけられており、新型「ジムニー」人気は今後も当分続くことになりそうです。

Avanti Yasunori・画像:SUZUKI)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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