新型ポルシェ・911(992型)に設定されるハイパフォーマンスモデル「911 GTS」が、公道テストを開始しました。
「911 GTS」は、「911カレラS」よりエキサイトですが「911 GT3」ほどハードコアではない、程よい高性能モデルといえます。キャッチした開発車両は初期プロトタイプのため、かなりいびつに見えます。
ダミーのヘッドライトを装備、リアバンパーも完成されていません。また前後に異なるホイールを装着、フロントには5組のデュアルスポーク、リアにはY字スポークのガンメタ仕上げとなっています。ブレーキディスクはベースモデルより大きいようです。
現行モデル同様、新型でも「クーペ」「タルガ」「カブリオレ」をラインアップ、後輪駆動と4輪駆動を設定し、PDKまたはMTをセレクトできるでしょう。プラットフォームには、アウディ『R8』やランボルギーニ「ウラカン」後継モデルと共有する新開発のスケーラブル・アーキテクチャを採用し、約40mmのトレッド拡大とホイールベースの延長が予想されています。
現行モデルのパワートレインは「911カレラS」より30ps強力な450psを発揮する3リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載してます。次期型ではこれをブーストアップし、最高出力は480ps程度まで高められるようです。
ポルシェは、新型・911を今秋以降に発表すると見られており、「911 GTS」は2019年以降にワールドプレミアされる見込みです。
(APOLLO)