スズキが大型車ブームの中国市場から撤退、経営資源をインドに集中か?

ススキが、中国で主力モデル・「スイフト」「イグニス」の生産・販売を手掛ける「重慶長安鈴木汽車」との合弁事業を解消する方向で調整しているそうです。

「江西昌河鈴木汽車」との合弁解消に続くもので、新聞報道などによるとスズキは事実上、中国における自動車生産から撤退する模様で、今後は50%のシェアを握るインド市場に集中する考えのようです。

同社は1993年に中国における小型車生産/販売で、重慶長安鈴木汽車との合弁事業をスタートさせましたが、中国の経済成長にともない、SUVなどの大型モデルの人気が高まり、販売面で苦戦を強いられてきました。

本年6月には同様に苦戦していた江西昌河鈴木汽車との合弁を解消。保有株を全て同社に売却しており、重慶長安鈴木汽車の株式についても、50%分を同社に売却する方向で調整している模様。

スズキの昨年度の中国市場における自動車販売は、前年度比-28.8%減の10.5万台に留まっており、一方のインド市場では+14.5%増(165.4万台)と好調を維持。今後も成長が見込まれることから、経営資源をインドに振り向ける考えのようです。

ただ、中国から一旦撤退すると再参入は非常に困難になるため、慎重な判断を求められそうです。

Avanti Yasunori・画像:SUZUKI)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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