【ホンダN-VAN試乗】多彩なシートアレンジだけじゃない、荷物の積載から車中泊までこなせる小技とは?

シートアレンジを具体的に見ていくと、後席はもちろん左右分割式でフラットに格納可能で、助手席もダイブダウンによりフラットにできます。

助手席のダイブダウンは、2つの操作レバーとシートを引き上げる(格納する)ストラップがあるなど、慣れが必要。最初はレクチャーを受けないとできないかもしれません。

つまり、1名乗車から2人、3人、4人乗車までアレンジが可能。これだけフラットになれば、1人なら余裕で車中泊を楽しめそう。

小技も利いています。助手席と後席を格納した際の隙間を埋めるボードをはじめ、助手席側から運転席足元に小物が侵入するのを防ぐガード板、ルーフ左側にも設置されたワークランプを装備。さらに、荷物の固定に便利なタイダウンフックは、助手席の足元から荷室の四隅まで8カ所に設置されています。

さらに荷室サイドのユーティリティナットは、左右で計28カ所(+STYLE COOLは26カ所)、取り外した助手席ヘッドレストを収納できる(ベルト)スペースも確保されています。

ほかにも、荷室床面に「三」字シボを設けることで、荷物の滑りを防いだり、荷物によるキズを防いだりするトリム形状など、積むことを最優先させた設計になっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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