フォルクスワーゲンの新型SUV「T-クロス」、2020年の日本発売に向けた市販型最終デザインをキャッチ

VW最小クロスオーバーSUV「T-クロス」市販型プロトタイプを、ほぼフルヌードの状態でカメラが捉えました。2016年に初公開されたコンセプトモデル「Tクロス ブリーズ」から大きな進化が見られます。

2ドア・オープンだったスポーティなコンセプトモデルから一転、市販型ではコンパクトながら大人5人が乗れる本格クロスオーバーSUVへ変更されます。ボディサイズは同ブランド最小SUV「Tロック」よりも1.18インチ(30mm)短いホイールベースとなり、日本で発売されれば人気が出そうですが、米国では小さすぎると懸念されているようです。

捉えた最終プロトタイプは、薄くワイドな六角グリル、L字に光るLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、ターンシグナル付きのコンパクトなコーナーエアインレットが確認できます。テールライトは量産型ユニットを大きく見せる擬装が施されていますが、その下にデザインが確認できます。また黒いテープの下には、左右テールライトをつなぐLEDストリップが隠されているはずです。

パワートレインの詳細も見えてきました。エントリーモデルには、最高出力115psを発揮する1リットル直列3気筒ターボエンジン、その上には最高出力155psを発揮する1.5リットル直列4気筒ターボエンジン、最高出力190psを発揮する2リットル直列4気筒ターボエンジンや「ポロ」から流用される1.6リットルTDIディーゼルエンジンのラインアップが予想されます。

テスト車両の状態からも世界初公開は数週間以内と見られ、2020年には、日本市場にも投入の可能性があるようです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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