【BMW X2 xドライブ2.0i試乗】BMWのSUVで最もコンパクトなX2。走りはシャープで実用性も高い

BMWは早くからSUV(同社ではSAV=スポーツ・アクティブ・ビークルと呼ぶ)のジャンルへ参入したメーカーです。今回の2シリーズではさらにSAC=スポーツ・アクティブ・クーペという位置づけにしました。

2シリーズの追加でXシリーズはX1からX6まで6種類のSUVをラインアップしたことになります。通常、BMWのラインアップでは奇数番号がセダンやワゴンなどのベーシック系、偶数がクーペやオープン、グランツーリスモなどのスポーティ系となります。

Xシリーズの場合はすべてがSUVですが、奇数系のX1、X3、X5はルーフパネルがエンド部までフラットでユーティリティ優先のデザイン。偶数系のX4、X6はルーフパネルがなだらかに下がるクーペライクなデザインでスポーティなデザインとなります。

新しく追加されたX2もこの例に漏れず、スポーティなデザインでまとめられた若々しいモデルです。

X1の全長が4455mmなのに対し、X2は4375mmと80mm短くなります。全幅は1825mmでX1よりも5mmだけ幅広、全高はX1の1610mmに対して1535mmと65mmも低くなっています。全幅ではX1よりも少しだけ大きなX2ですが、ボリューム的にはもっともコンパクトなBMW SUVということになります。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる