BMWは早くからSUV(同社ではSAV=スポーツ・アクティブ・ビークルと呼ぶ)のジャンルへ参入したメーカーです。今回の2シリーズではさらにSAC=スポーツ・アクティブ・クーペという位置づけにしました。
2シリーズの追加でXシリーズはX1からX6まで6種類のSUVをラインアップしたことになります。通常、BMWのラインアップでは奇数番号がセダンやワゴンなどのベーシック系、偶数がクーペやオープン、グランツーリスモなどのスポーティ系となります。
Xシリーズの場合はすべてがSUVですが、奇数系のX1、X3、X5はルーフパネルがエンド部までフラットでユーティリティ優先のデザイン。偶数系のX4、X6はルーフパネルがなだらかに下がるクーペライクなデザインでスポーティなデザインとなります。
新しく追加されたX2もこの例に漏れず、スポーティなデザインでまとめられた若々しいモデルです。
X1の全長が4455mmなのに対し、X2は4375mmと80mm短くなります。全幅は1825mmでX1よりも5mmだけ幅広、全高はX1の1610mmに対して1535mmと65mmも低くなっています。全幅ではX1よりも少しだけ大きなX2ですが、ボリューム的にはもっともコンパクトなBMW SUVということになります。