ホンダ・N-VANは「自分だけの一台」に仕上げていくクルマ。キャンパー仕様にもできる、 純正アクセサリーの信頼度

さらに、個人事業主はビジネスユースでも外観をカスタマイズするといったニーズがあります。そこで、バンパーコーナーガーニッシュや各種デカールを設定しています。

こうしたアイテムを利用することでバンらしさが薄まるのはパーソナルユースにおいても効果的で、ホビーカーらしい雰囲気に仕上げることができるのです。デカールだけでも「ブラックライン」、「カモフラージュ」、「ウッド」、「メタル調」と用意されているほどです。選択と組み合わせ次第で、いくらでも個性をアピールできそうです。

さらにパーソナルユースとして注目したいのは、車中泊&キャンパー仕様として仕上げるためのアイテムが充実していること。大人二人で横になっても十分なスペースを作るためのマルチボードは大小2つを合わせれば耐荷重300kgという余裕のスペック。

オートキャンプ場で欠かせない外部電源入力キットも専用設計されているという、こだわりぶり。キャンパー仕様に仕上げたN-VANに乗って日本一周をしてみたいと感じる人もいるのでは?

N-VANの魅力はカタログだけではわからないのはもちろんですが、実車だけでも理解できるとはいえないかもしれません。純正アクセサリーカタログに載っている多くのアクセサリーと、それを組み合わせた仕様を想像することが、そのポテンシャルを引き出すポイントとなりそうです。

(写真と文 山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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