哀川翔とナタポンが、アジアクロスカントリーラリーで履くタイヤに求める性能とは?

さて、次に、「FLEX SHOW AIKAWA Racing」から出場の哀川翔選手にお話をお聞きしましょう。

── いよいよスタート地点であるタイ・パタヤまで来ましたが、今の心境はいかがでしょうか?

哀川翔「過去に2回走ってて雰囲気もわかるから、無理しなく走っていけば、完走するんじゃないかと思っているところです。明日が大変だというから、そこは乗り切りたいね」

── クルマの調子はどうでしょう。

哀川翔「日本でも走ってきたけど問題ないんじゃないかな、感じもすごく良かった。」

── 今回TOYO OPEN COUNTRY M/Tというタイヤを履いていますが。

哀川翔「良さそうだね。相当なギザギザパターン、泥でもガシガシ行ってもらいたいね」

── 乗ってみたタイヤの感じはいかがでしたか?

哀川翔「いい感じでしたよ。以前のFJのときよりもいい感じかな、良さげでした」

── これまでの経験から、ラリーでタイヤに求めることは?

哀川翔「うん、タイヤに左右されることは多いんですよ。ホンチャン(本番)走ってみないとわからないんで現時点ではなんとも言えないけど信じてますよ。カンボジア入っていくともうすり減ってズルズル滑っていくことがあるんだけど、その辺を持ちこたえてくれると信じてますよ」

── 組み合わされているクリムソンMGライカンですがいかがですか?

哀川翔「カッコいいじゃない。デザイン的に重厚感あっていいんじゃない。足元にシッカリ感が出ていいよね」

── ありがとうございました。

この後、お二人はパタヤの繁華街「Wailking Street」でセレモニースタート。翌13日が本当のラリースタートとなります。

文:小林 和久/写真:高橋 学・小林 和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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