【日産ニューモビリティコンセプト】電動2人乗りシティコミューターの力強い加速

横浜市で行われているカーシェアリングサービスの「チョイモビ」でもお馴染みの「NISSAN New Mobility Concept(日産ニューモビリティコンセプト)」に試乗したことがある方もいるでしょう。

千葉県袖ヶ浦市にある東京ドイツ村で開催された日産のオールラインナップ試乗会には、日産ニューモビリティコンセプトも用意されていました。

ナンバーが付いていなかったため、ドイツ村内での試乗になりました。私は3回目の試乗で毎回のEV(モーター走行)ならではの力強い出だしとスムーズな加速には驚かされます。

前後席に2人で乗って走っても力強さはあまり変わらず、登り坂でもスーッと加速していきます。ドイツ村構内を30km/hくらいで走る分には、音・振動ともに比較的控えめ。ただしエアコンがないため、真夏の走行は暑く感じます。

後席は、前席の両側に足を置いて座るため、スカートを履いた女性は注意が必要かもしれません。股を広げたような姿勢で座るため、後席の足元は見た目よりも窮屈ではありません。もちろん、長時間の乗車には向きませんが。

日産ニューモビリティコンセプトは、ルノーが開発した2人乗りEVの「Twizy(トゥイージー)」のOEM版。そのため、ウインカー用レバーは左側に付いています。

ボディサイズは全長2340×全幅1230×全高1450mmで、乗車定員はタンデムの前後2人。出力は定格8kW、最高15kW。最高速は80km/h、普通充電200Vを使うと約4時で充電が完了。現時点では、日本では残念ながら市販されておらず、冒頭で紹介したカーシェアリングサービスなどで体験することができます。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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