【大改良ロードスター/RF試乗】2L&1.5Lエンジンに手を入れ、いずれもロードスターらしい軽快さを増しています

ソフトトップで1.5Lエンジン搭載のロードスターにも変更が施されています。

外観での変更は標準車においてホイール塗色がブラックになるといったわずかなものです(後出のキャラメルトップは高輝度塗装)。が、このタイミングで茶色のトップとタンカラーの内装を組み合わせたキャラメルトップという特別仕様車が設定されたことがニュースです。

ちなみにボディサイズは全長×全幅×全高が3915×1735×1235mmとなります。また車重は1020kg(キャラメルトップ・6MT)とRFより80Kg軽量です。

エンジンにはインジェクター周りを中心とした変更が施されました。

具体的には従来は1サイクルあたり2回噴射していたものを、3回吹くことができる新開発インジェクターに変更しています細かく燃焼制御できることになったこと、オイルリング張力をチューニングして機械抵抗を低減すること等によって、高回転まで回るエンジンの「伸び感」がさらにパワーアップされています。最高出力は132ps/7000rpm。最大トルクは15.5kgm/4500rpmです。

試乗してみました。以前からスカイアクティブG1.5はモーターのようにスムーズに高回転まで吹け切る性格が魅力的でした。

しかし今回の改良モデルではそこに軽やかさが追加されています。燃焼制御が最適化されたことによって、より理想的な空燃比に近づいているからだと思われます。

今回の大幅改良によって2Lと1.5Lは、いずれもロードスターらしい軽快さを増したと言えます。

(写真・動画・文/ウナ丼  走行写真/前田惠介)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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