【BMW X2試乗】狭い都市部でも扱いやすいサイズと、驚異の最小回転半径5.1mがもたらす小回り性能

また、X2の最小回転半径は5.1mと、「X1 xDrive M Sport」の5.5m(X1のFFは5.3m)と比べても大幅に小さくなっていて、この小回り性能は狭い道路事情の地域でも歓迎されそうです。なお、X2は、FFも4WDも同じ5.1mです。X2の5.1mという数値は、BMWではFRの1シリーズと同じですから驚き。

さらに、メルセデス・ベンツGLA、アウディQ2、さらにはボルボXC40といったライバルを上回る荷室容量、そして見た目から想像するよりも広く感じる後席フットスペースなど、意外なほど実用になる居住性、積載性も備えています。

「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」を名乗りながらも実用面も高く、冒頭で紹介した取り回しの良さもBMW X2の美点で、道路や駐車場が狭い日本でも売れる要素を満たしていると言えそうです。

(文/塚田勝弘 写真/本間章悟)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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