また、X2の最小回転半径は5.1mと、「X1 xDrive M Sport」の5.5m(X1のFFは5.3m)と比べても大幅に小さくなっていて、この小回り性能は狭い道路事情の地域でも歓迎されそうです。なお、X2は、FFも4WDも同じ5.1mです。X2の5.1mという数値は、BMWではFRの1シリーズと同じですから驚き。
さらに、メルセデス・ベンツGLA、アウディQ2、さらにはボルボXC40といったライバルを上回る荷室容量、そして見た目から想像するよりも広く感じる後席フットスペースなど、意外なほど実用になる居住性、積載性も備えています。
「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」を名乗りながらも実用面も高く、冒頭で紹介した取り回しの良さもBMW X2の美点で、道路や駐車場が狭い日本でも売れる要素を満たしていると言えそうです。
(文/塚田勝弘 写真/本間章悟)
【関連記事】
【BMW X2試乗】クーペ風クロスオーバーSUVでも居住性、積載性に抜かりなし
https://clicccar.com/2018/08/12/616947/
【BMW X2試乗】「スポーツ・アクティビティ・クーペ」を名乗るにふさわしい軽快なフットワークが魅力
https://clicccar.com/2018/08/12/617282/