シーズン前半戦総括。ガスリーが田辺ホンダTDを質問攻めしていた内容とは?【F1速報×F1女子~ハンガリーGP号~】

■2018年シーズン前半戦総括

特集では「トロロッソ×ホンダの現在地」、「川井一仁が分析する今季の戦略傾向と特色」、「松田次生の最新ドライビングチェック」の3つの項目からシーズン前半戦を徹底分析。

中でも特に興味深かった、ピエール・ガスリーのインタビューを少しだけ紹介しますね!

バーレーンGPで4位、モナコGPで7位、そしてハンガリーGPで6位を獲得するも、他のグランプリではノーポイントやリタイアと厳しい前半戦となったガスリー。このような難しい状況下でドライバーとして何をすべきか、心掛けていることがあるそうです。

「まず、エンジニアに対して一層正確な技術フィードバックを心がけている。このコーナーではこんな挙動とか、立ち上がりでリヤが乱れたのはメカニカルグリップか空力か、それともタイヤだったのか、そういうのをできるだけ詳細に説明するようにしている」

またチームメイトのブレンドン・ハートレーとホンダのイギリス前線基地HRD MK(ミルトンキーンズ)を訪問した際、ガスリーが田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターにずっとくっついて質問攻めにしている姿が報じられ、「一体何を聞いているんだろう?」と気になって仕方がなかったのは、私だけじゃないはず! その真相が、ついに明らかになりました!!

「あの時は、ちょうどいい機会だと思って質問しまくっていたよ(笑)。ミルトンキーンズとHRD Sakuraの連携とか。でも一番気になるのは、今後のアップデートの内容やタイミングだから、それを結構じっくり説明してもらった。サーキットでは聞けない話ばかりだったから、すごく有意義だったよ。
と同時に、僕がいかにパワーユニットの一層の進化を期待しているかというアピールにもなったと思う。もちろん時間がかかるのは十分理解しているし、彼らのことは信頼している。でも車体でもパワーユニットでも、そうやって技術者をプッシュするのは、ドライバーの重要な役割だからね。だから普段のミーティングでも、マシンの進化が僕たちドライバーにどれだけ心強いか、いつも口にしているよ」

そしてガスリーが考えるトロロッソ・ホンダの序盤の快進撃からの停滞と、その問題点とは一体何なのか……。詳しくは本誌でチェックしてみてくださいね。

付録も本誌も読み応えのある「F1速報ハンガリーGP号」。F1の夏休み中に、ゆっくり読んでみてはいかがでしょうか?

(yuri)

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この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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