【BMW X2試乗】ミニとは異なる重厚なハンドリングと全高が低くても十分な室内スペース

リヤを見てみるとバンパーのカッティングラインがどこだかわからない、まるで一つのブロックから削り出したように見せているところがポイントです。

ラゲッジは全長4.4m未満の車両としては十分な容量を持っています。

リヤシートバック可倒エリアは4対2対2の3分割方式ですので、荷物に合わせて細かな荷室容量作り変えが可能です。インテリアはFFを採用しただけあって、さすがに前後ともヘッドルームと膝まわりともに広大な空間があります。

インパネのルックはBMW全シリーズ共通のデザインテイストになっています。

メインのメーターは通常時はブラックアウトされ、イグニッションをオンにすると画面表示が全て浮き上がってくるタイプになっています。

実際にドライブしてみると、同じプラットフォームを使うBMWミニとは全く異なるテイストに仕上がっていることに軽く驚きます。

ミニの敏捷性に重きを置いた、若々しい(若すぎる?)テイストとは好対照で、高めの全高にもかかわらずしっとりと重厚なのです。

BMWのミニマムSUV(SAC)はポップな外観にオトナな乗り味が融合した個性ある1台でした。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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