【ジャガーE-PACE試乗】ジャガーらしくスポーツモード満点の走り、ダイナミックがデザインが魅力

3タイプあるエンジンはいずれも2.0L。ガソリンターボ、ハイパワー仕様の300ps/400Nm、そして180ps/430Nmというディーゼルターボを用意。

組み合わされるトランスミッションは9ATで、フロアシフトに加えて、パドルシフトも全車に標準装備されています。

試乗したのは「P250」と呼ばれる2.0Lの直列4気筒ガソリンターボを積む「R-Dynamic SE」で、249ps/5500rpm、365Nm/1300-4500rpmというスペック。中・低速域のトルク、高速域のパンチ力はそれなりですが、街中から郊外路、高速道路まで不足なく加速させるだけでなく、少し強めにアクセルを踏み込めば、少しのタイムラグの後、意外なほど力強い加速感が得られます。

サスペンションは、フロントサスペンションがマクファーソンストラット、リヤがインテグラルリンクストラット。ディスカバリースポーツと同じ形式になります。

タイヤサイズは、235/65R17が標準。試乗車は、235/55R19のグッドイヤー「イーグルF1アシメトリック3」を履いていましたが、乗り心地はかなりハード。路面を問わず、ボディが常に左右に揺すぶられている感じを受けました。

ある程度飛ばしたときの、フットワークや旋回性の鋭さは、ジャガーらしさを感じさせる一方で、上記の乗り心地は普段の街中ではそれなりに覚悟が必要になりそうです。

ワイド&ショートのフォルムは、どの角度から眺めても迫力満点で、スポーツ濃度が高めのE-PACEは、少しマニア受けするSUVともいえます。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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