英ロールス・ロイス社が2020年代前半に「空飛ぶタクシー」を実用化する?

英ロールス・ロイス社が、2020年代前半を目標に5人乗りの「EVTOL」(電動垂直離着陸機)による「空飛ぶタクシー」の実用化を目指しているそうです(最高速度:約400km/h、航続距離:約800km)。

報道によると、空港の既存インフラで充電可能で、ヘリコプターのように垂直に離着陸し、一定の高度に達すると主翼の4基のプロペラが折り畳まれ、尾翼に設けられた2基のプロペラで飛行するそうです。

昨年には米配車大手のウーバー・テクノロジーズ社がNASAと提携、「空飛ぶタクシー」の実用化計画(~2023年)を発表しており、仏エアバス社においても開発を進めている模様。

ロールス・ロイスでは今後、様々な企業と協業で実用化を目指すそうで、この分野で中心的な存在になりたいとしており、将来的には空港まで出向かなくても、スマホ等で垂直離着陸がウリの「空飛ぶタクシー」を呼んで、渋滞知らずの遠距離移動が実現するかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:Rolls-Royce)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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