主力車種のフルモデルチェンジを毎年実施? SUBARUが中期経営計画「STEP」を発表。

デザイン面ではコンセプトの「Dynamic&Solid」をより「大胆」なデザイン表現に進化させる、「BOLDER」が掲げられています。

電動化についてはラインナップの拡充を図り、EV、PHEV、HEVと既存のエンジン車の燃費改善(電力マネージメント、軽量化など)を推進し、SUBARU車からの排出CO2削減を目指すそう。

また「EV C.A.Spirit」に参画しているトヨタとの協業も盛り込まれています。EV基盤技術の共同開発をはじめ、電動化拡大に向けた協業を掲げているほか、コネクテッド、セキュリティなどの新世代技術領域での連携強化、86/BRZの共同開発、イベント共催などがそのメニュー。

そのほか、100億円/5年の枠でスタートアップ企業への出資を盛り込んだ「SUBARU-SBI Innovation Fund」を2018年7月9日に設立。

市場戦略では、北米では米国シェア5%に挑戦し、サンベルトを中心とした低シェア州での販売網強化、日本では登録車月1万台を維持、アジアやロシア、中南米では成長の拡大を目指し、苦戦している中国・欧州では現状の台数を維持するとしています。

なお、2025年度計画では、世界販売130万台を掲げています。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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