NEW・RX-7・FC3Sは街中で飛ばすと免許が無くなります汗・その3【OPTION 1985年12月号より】

<ストリート編>やっぱりハエ〜ッ!

九州初上陸のセブン。カラーリングは地味なシルバーだけど、走り屋の注目度もバツグン。街中の走りも熱い視線に負けないのだ。

低回転域も意外とタフで、思わずストールなどというタコなことはまずない。ターボレスポンスだって二重丸だ。どのギヤからでも、踏み込んでやれば、まずまずの反応が得られ、さすがにツインスクロールといったメカが生きているのを感じる。

ってなわけで、バトルをいきなり仕掛けられても心強いのだ。加速の伸びは一直線で、いかにもロータリーらしい。

サーキットで最高と証明された足もグー。高速道路を飛ばしたくらいではビクともしない。台風直撃で風速20m以上の高速道路でも平和なドライビングが楽しめる。限界の高いクルマは、ホントに運転がラクチン。コーナリングは4WS感覚で誰でも運転が上手くなったような気がするはずだ。

未来のチューンドバージョン予想イラスト! あれ?RE雨宮風に見える!!

このセブンの強敵といえば。やはりネコ(!)だ。ホント気を付けないと免許が何枚あったって足りないよ〜。

ちなみに気になる燃費は830km走って高速で7km/L台、市街地で5km/L台をマーク。どちらもけっこう踏んで走ったので、これが最低の目安といえそう。

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Daiちゃん、ホントにお気に入りのようです。しかし、3番勝負とか言いながら、やはり嵐には勝てず九州を後にしたようです!

この後、チューニングが進んでいくと、ウリとしていたトーコントロールは「キャンセラー」が発売されてトホホな感じにもなりましたが、とにかく、FC3S・RX-7チューンはここからがスタートです。21世紀もだいぶ過ぎた今でも大人気のチューンドベース車。こんなに長期間愛されるクルマは、やっぱり魅力タップリですね!

[OPTION 1985年12月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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