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<ストリート編>やっぱりハエ〜ッ!
九州初上陸のセブン。カラーリングは地味なシルバーだけど、走り屋の注目度もバツグン。街中の走りも熱い視線に負けないのだ。
低回転域も意外とタフで、思わずストールなどというタコなことはまずない。ターボレスポンスだって二重丸だ。どのギヤからでも、踏み込んでやれば、まずまずの反応が得られ、さすがにツインスクロールといったメカが生きているのを感じる。
ってなわけで、バトルをいきなり仕掛けられても心強いのだ。加速の伸びは一直線で、いかにもロータリーらしい。
サーキットで最高と証明された足もグー。高速道路を飛ばしたくらいではビクともしない。台風直撃で風速20m以上の高速道路でも平和なドライビングが楽しめる。限界の高いクルマは、ホントに運転がラクチン。コーナリングは4WS感覚で誰でも運転が上手くなったような気がするはずだ。
このセブンの強敵といえば。やはりネコ(!)だ。ホント気を付けないと免許が何枚あったって足りないよ〜。
ちなみに気になる燃費は830km走って高速で7km/L台、市街地で5km/L台をマーク。どちらもけっこう踏んで走ったので、これが最低の目安といえそう。
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Daiちゃん、ホントにお気に入りのようです。しかし、3番勝負とか言いながら、やはり嵐には勝てず九州を後にしたようです!
この後、チューニングが進んでいくと、ウリとしていたトーコントロールは「キャンセラー」が発売されてトホホな感じにもなりましたが、とにかく、FC3S・RX-7チューンはここからがスタートです。21世紀もだいぶ過ぎた今でも大人気のチューンドベース車。こんなに長期間愛されるクルマは、やっぱり魅力タップリですね!
[OPTION 1985年12月号より]
(Play Back The OPTION by 永光やすの)