ドライバーもびっくりだった、ゴリラトロフィーの正体とは?【2018年F1第8戦フランスGP】

レースは順調に進み、上位勢で最初に動いたのはフェルスタッペン。25周目にソフトタイヤに履き替えます。

33周目にハミルトンもソフトタイヤに交換。そしてその翌周、ライコネンもタイヤ交換をしますが、上位勢の中で唯一スーパーソフトタイヤを選択したのです!

この戦略が吉と出るか、それとも凶と出るか……。最後まで見逃せません!

40周目、ボッタスが2回目のピットイン。スーパーソフトタイヤに交換しました。そしてボッタスと同じくレース序盤にタイヤ交換をせざるを得なかったベッテルも2回目のタイヤ交換をし、さらに5秒ペナルティも消化します。

スーパーソフトタイヤが功を奏したライコネンは、47周目のバックストレートでリカルドをパスし、3番手に浮上! 今シーズン4度目の表彰台獲得となりました。

50周目、6位を走行していたサインツJrから「ノーパワー」と悲痛の叫びが。「カモーン」と言いますが、悲しきかなその願いは叶わず、8位まで順位を落としてしまいました。チームの母国で素晴らしい走りを見せてくれていただけに、本当に残念です(涙)。

フランスGPを制したのは予選からライバルをよせつけない王者の走りを見せつけた、ハミルトン。今回の勝利により、ドライバーズ・チャンピオンシップのトップに返り咲きました。

そしてポディウムには、コースサイドで目立ちまくっていたゴリラのモニュメントが! さらにさらに、ドライバーに送られるトロフィーもトリコロールに彩られたゴリラのトロフィーだったのです!!

これにはドライバー達も興味津々。実はこのゴリラ、F1タイヤサプライヤーのピレリがタイトルスポンサーを務めたフランスGPを祝福して、著名なフランス人彫刻家リチャード・オーリンスキーがデザインしたものなのだそうです。

あまりにもインパクトがありすぎて、フランスGPといえば「ゴリラ」になりそうですが……(笑)、ドライバー達が嬉しそうだったからいいか!

フランスGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
3/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
4/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
5/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
6/#20/ケビン・マグヌッセン/ハース
7/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
8/#55/カルロス・サインツJr/ルノー
9/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/ルノー
10/#16/シャルル・ルクレール/ザウバー

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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