京阪バスが滋賀県大津市の市街地で「自動運転」による営業運行の実証実験へ

京都市に本社を置く「京阪バス」が、滋賀県大津市の市街地で事業化を前提とした路線バスによる自動運転の実証実検を行なうそうです。

「京阪バス」は大阪府など2府2県で路線バスを運行する関西大手のバス会社で、国土交通省によると、民間のバス会社が事業化を前提に街中で自動運転の実験を行うのは全国でも珍しいケースのようです。

今回の実験は大津市の協力を得て行なうもので、2019年度にJR大津駅からびわ湖までの約1kmの大通りなど、大津市の中心市街地で自動運転バスを運行する計画になっているそうです。

NHK報道によると、安全面や収益性などで問題が無ければ、2020年度をめどに運転手が同乗した状態で自動運転による営業を開始する模様。

運転手不足が進む中、「京阪バス」では将来的に無人の自動運転を目指しており、同社のICT推進部では自動運転により収益を上げ、事業が持続可能となるモデルを作り上げたいと考えているようです。

政府も2020年を目標に、高速道路における「レベル3」の自動運転導入実現を目指していますが、「京阪バス」の場合、より複雑な交通環境の中での走行となるだけに、その動向が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:京阪バス)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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