125AT免許を短期間で取ったとして、日本ではもちろん125ccまでのATスクーターしか運転できませんが、国際免許だとその括りはどうなるんでしょう? 府中運転免許試験所の国産免許担当の方に聞いていました。
結論から言うと海外では排気量もAT/MTも関係なく乗れます。
極論、日本で取っとけばアメリカで大型クラスのSS(スーパースポーツ)も乗れるんです。
日本のように小型自動二輪、普通自動二輪、大型自動二輪、それぞれAT/MTと細かく免許の括りが分かれているのは世界的に見ても珍しい制度。アメリカなんて取れば何でも運転できる二輪免許が今回と同じように超短期間で取れるくらいです。
「運転できんの?!よっしゃSS全開にしたろ!」と言ってそれで事故したとしても責任を取るのは自分。レンタルバイク屋でもありませんし、日本の免許制度でもありません。
「練習はご自分でどうぞ。何もかも自己責任なので」というのが海外なのでもしやってみよう!と思ってる方は練習することをオススメします。
今回の改定は7月頃の施行を予定しているそうです。
日本と海外の免許制度の違いに驚いた方も多いんじゃないでしょうか。でも、僕ら日本で生まれ育った側からすると「なんだよ面倒くせーな!」と思ってしまいますが、ちゃんと練習させてくれるだけありがたいのかもしれません。
正直微妙な感じもある改定ですが、これがきっかけで少しでもバイクに乗る人が増えてくれると嬉しいです。
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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