仮ナンバーを装着したトヨタ・ヤリスが全日本ラリーに参戦。その陰にクルーと関係者の努力アリ!

今回、このヤリスは「臨時運行用」の仮ナンバーを装着して競技に参加しました。仮ナンバーで走行する場合、運行経路も申請が必要です。また、申請時に交付される臨時運行許可証は車に常時搭載義務があります。

本来、仮ナンバーの使用目的は車検や登録手続きのためです。ですが、今回は「ラリーへの参加」ということで、ラリーの通過する市町村、群馬/長野の警察本部の承認に加えて国土交通省・JAFなどの承諾を受けて、正々堂々の参加となりました。

モントレーin嬬恋のサイトには、将来(競技期間限定の)「ラリー専用のナンバープレート」の発行に繋げたいとの関係者の話が掲載されています。

今回、大会組織委員会・関係自治体・官庁・そしてクスコレーシングを始めとした関係者の尽力で実現した「OVER DRIVE」ヤリスSCRSのラリー参戦。現在このヤリスは、全日本ラリー選手権の最も速いクラスに参加するスバルWRXやランサーエボリューションXでも歯が立たないほどの戦闘力を誇っています。

全日本選手権で総合トップを走る新井敏弘選手を始めとした各参加選手もヤリスに興味津々。今後、この競争力を維持しているうちに再参戦し、ラリー会場の話題をさらって頂きたいものです。

ちなみに仮ナンバーですが、通常取得してから5日以内に返却するルールだそうで、事務局に問い合わせをしてみたところ、11日(火曜)には返却されたとの事でした。

(川崎BASE)