ポルシェ「718ケイマン」に初めて設定されるハイパフォーマンスモデル「718ケイマンGT4」が、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
最新情報によると、新型「GT4」は「カレラGT」並のパフォーマンス持つ事が発覚しました。「カレラGT」は、ポルシェが2003年に発売したタルガトップタイプのスーパーカーです。最高出力612psを叩き出す5.7リットルV型10気筒エンジンを搭載し、2004年にニュルブルクリンク北コースで7分28秒を記録していますが、新型「GT4」はこの記録に肉薄する7分30秒も狙える可能性があるとレポートされています。
目撃した開発車両は、フロントボンネット前部に「GT3/GT3 RS」同様のワイドスリットが入り、冷却能力が高められる巨大なエアインテーク、サイドエアスクープ、大型リアウィングやリアディフューザー、赤いブレーキキャリパーなどが確認できます。エアロパーツは「718スポーツパッケージ」に標準装備されているものとは異なり、「GT4」専用パーツを装備します。
パワートレインは「911 GT3」から流用される4リットル水平対向6気筒NAエンジンで、6速MTと組み合わされます。7速PDKはオプション扱いとなるでしょう。
最高出力は現行モデルの375psから410psまで高められると予想されており、0-100km/h加速は「718ボクスター スパイダー」と同レベルの3.9秒と思われ、こちらもスーパーカーレベルのパフォーマンスとなります。
ワールドプレミアの場は、早ければ10月のパリモーターショーが期待されています。
(APOLLO)