【動画】スイフト400台イベント・SOMTでオーナーが語る『これから買う人向け・スイスポ4世代の特徴講座』「現行のターボ化で一部NA好きが中古車価格上げる現象も」

さて今回、特別企画として、イベント主催者スタッフでスイフトオーナー(かつての所有者も含む)の4名に聞いた「これからスイフト・スポーツに乗りたい人に向けた、世代別ワンポイント特徴講座」を以下にまとめます。教えてくれたのは前出のりぺあさん、中いさん、けっくんさん、つづきサンです。

●スイフトスポーツ全世代共通の特徴

新車/中古車とも価格がリーズナブルで、若い世代でも買いやすいのが特徴。コンパクトカーにスポーツモデルの設定は多いが、スイフトスポーツは量産車としては標準に対しての性能の「伸び代」が歴代を通じて高いです。

また、アフターパーツの種類が圧倒的に多く、買った後もいじって楽しめます。

●初代HT81Sの特徴

車重が930kgと軽く、エンジンもハイパワーのため速いです。が、足回りは出力に対してややプア(リヤがITL式というリジッド式なことも原因)。カスタムしてやらないと安定しないです。

●2代目ZC31Sの特徴

大量に売れたので中古車の流通量が多いです。初代に比べて電子制御部分が増え、発売当初はチューニングの制限にもなっていましたが、近年では解析が進んで「いじり放題」の感があります。

●3代目ZC32Sの特徴

31の良さを引き継ぎつつ各部が進化。さらに楽しく乗れるようになったモデルです。

基本的なメカニズムは2代目を踏襲しますが、エンジンは11ps出力がアップして圧倒的に速くなりました。内装の質感も向上し、全体に洗練度合いが高まっています。

●現行4代目ZC33Sの特徴

歴代初のターボモデル。歴代最強の出力を持ちつつボディが軽量化されたため、絶対的な速さでは抜群。低回転からのトルクが強く、アクセルを大きく踏み込まなくても速いです。

……ということでした。ちなみにここ最近のトピックとしては、32型の中古車価格が高騰気味という点があるそうです。

これは「33型がターボになったことで、一部のNAエンジンファンが先代モデルに集中していることも一因だと思います」(”けっくん”さん)とのこと。

最新型の人気が高いのはもちろんですが、こうして「先代のココがよかった」といった多様な意見が出始めているのは、”定番の人気ブランド”になってきている証拠。今後もスイフトスポーツは長くクルマ好きに愛されていきそうですね。

(写真・動画・文/ウナ丼)

【関連リンク】
SOMT主催者・りぺあさんのみんカラアカウント
https://minkara.carview.co.jp/userid/2094256/blog/41536000/

SOMT事務局のツイッターアカウント
https://twitter.com/jcphssw82wek/status/1000758489256415232

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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