昨年の「F1速報モナコGP号」を覚えていますか?
そう、佐藤琢磨選手がインディ500で日本人初優勝という快挙を成し遂げ、F1速報でありながらインディ速報のように佐藤選手がどどーんと表紙を飾り、かつてない売れ行きで書店から早々に姿を消すという快挙を果たしました。
あれから早1年。今年の「F1速報モナコGP号」もインディ500特別編集号になっているんです!
■速報 第102回インディ500
ディフェンディングチャンピオンとして参戦した今年のインディ500はジェイムズ・デイビソン選手に追突し、わずか46周でリタイアという残念な結果となってしまいましたが、こちらのコンテンツは昨年佐藤選手が成し遂げたことがいかに凄いことだったのか、改めて実感させてくれました。
本誌によると今年の佐藤選手は数多くのメディアやプロモーションに引っ張りダコで、レースウイークの火曜日にはニューヨークに日帰りで飛び、日系メディアの取材に応じ、日本総領事も出席した日系コミュニティーのパーティーに出席。
また、水曜日のコミュニティーデイではインディアナポリス市内の小学校を訪問し、本当に休む暇もなかったのだそうです。
そして一番びっくりしたのが、木曜日に市内のバーとのコラボレーションで作られた「Sato 101」ビールの販売をバーテンダーとして手伝ったこと!
スピードウェイにほど近いバー「Big Woods!」限定で販売されたビールは佐藤選手がテイスティングをしてこだわった味で、当日はボトルにサインをしたりビールを注いだりと大忙しだったそうですよ。
バーとビールの写真が掲載されていたのですが、ぜひ日本でも販売して欲しい! 佐藤選手のバーテンダー姿を見てみたい!! と思わずにはいられませんでした。
また街中の看板や入場券、プロモーションビデオなど、至る所に佐藤選手の顔が使われていたり、行きかう人々が佐藤選手に気づくと足を止めてサインを求め、セルフィーをして歓喜していたとも記載されており、1レースの勝利で「チャンピオン」と呼ばれるインディ500の勝利の重みが分かったような気がします。
この他にもレースの詳細はもちろん、決勝前に田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターとビデオメッセージで交換したエールの内容、さらにF1同様「DATA&RESULT」も記載されており、今年もインディ情報盛りだくさんでした。