前回のマツダ編に続いて、第2弾となる「クルマ塾」が5月17日に開催されました。
往年のスター開発者やそのメーカーにゆかりのレジェンドを招き、モノづくりの深き知見を語っていただくことで、凡百のトークショーにはないエクスペリエンスが得られる「クルマ塾」。OBと現役を含めた自動車メディア関係者が発起した団体ですが、この2回目にして人気は定着した様子です。今回も多くのお客さんでにぎわっていました。
今回の講師陣も超豪華です。スカイラインフリークならその名前には大きなリスペクトを抱いているはずのお二方、伊藤修令さんと渡邉衡三さんです。加えて、日本のレース界の草創期から現在まで第一線を続けていらっしゃる、髙橋国光さん。
そして、モータージャーナリスト界のレジェンドである山口京一さん、米村太刀夫さんと清水和夫さん、そして紅一点のモデレーター役をつとめた竹岡圭さん、という豪華なメンバーです。こんな皆さんのトークが、無料で聞くことができるのです。
想像できるとおり、これだけの豪華な皆さんの縦横無人なトーク定められた3時間でとうてい収まるとは思えないのですが、会場の都合上それも致し方なく、そのかわり密度の濃いトークショーになりました。
伊藤さんと渡邉さんからは「R31からR32へは、どうしてあそこまで振り幅の大きいモデルチェンジになったのか」「BNR32の構想初期の排気量は2.6リッターではなかった」、そして「アテーサE-TSではなくビスカス4WDで進められていた」といった、これまで解禁されてこなかった秘蔵エピソードに満ちていました。
開発ドライバーを務めた清水和夫さんからは、ニュルのテストでの背筋が凍るようなエピソードなどなど……くわしい模様は、動画レポートにてお伝えします。
(畑澤清志)
【関連動画】
クルマ塾 講演1 R32スカイラインGT-Rの開発 伊藤 修令氏
https://youtu.be/uj97VexDtE8
クルマ塾 講演2 901活動とスカイラインへの織り込み 渡邉 衡三氏
https://youtu.be/RwynRQ8N-nI
クルマ塾 講演3「ボクのレース人生」高橋 国光氏
https://youtu.be/pQE-44aLqa8
クルマ塾トークタイム・伊藤 修令氏、渡邉 衡三氏、清水和夫氏:司会はジャーナリストの米村 太刀夫氏・竹岡 圭氏
https://youtu.be/wOKvd0L-A7A