【新車試乗 新型メルセデス・ベンツG-Class G500/AMG G63】ほぼ40年越しのフルモデルチェンジでもGクラスが譲らなかったものは?

今どきオプションでさえ選べるクルマは殆どない3つのデフロックは作動自体が空転等の検知によって行われますが、スタンバイはドライバーの任意で独立操作が出来るようになっています。敢えてそうしたのはGクラスはマニュアル操作を愉しむためのクルマだから。より広く速く安楽なSUVは他にいくらでもあるけれど、悪路性能は譲らない。更にそこではクルマとの対話を楽しんでもらおうと。そういうところに自らのアイデンティティを被せてあるわけです。

新型Gクラスは当面ガソリンV8のG500に加えて、メルセデスAMGのラインとなるG63の2バリエーションで展開され、ディーゼルモデルは現在開発中。そこに載るのは新型の直6か否かも不明ですが、その間、ディーゼルに限り先代モデルは在庫併売というかたちがとられるそうです。

(渡辺 敏史)