オペルのクロスオーバーSUV、次世代プロジェクトの情報をレンダリングCGと共に入手しました。現在、次期型が開発中の「モッカX」を始め、新たに2つのクロスオーバーSUVが設定されるようです。
まず一台目は、同ブランドのAセグメント・コンパクト「アダム」に設定される本格クロスオーバーSUV「アダムX」です。2014年にはSUVテイストの「アダム ロックス」が発売されていますが、新モデルではよりオフロード色を強めたデザインが予想されています。
もう一台は1978年から1987年まで販売されていた、オペルのフラッグシップ・2ドアクーペ「モンツァ」のクロスオーバーSUV「モンツァX」。「モンツァ」は、2013年のフランクフルトモーターショーで「モンツァ コンセプト」として復活しました。コンセプトではガルウィング1枚ドアの近未来クーペでしたが、「モンツァX」ではボクシーな旗艦クロスオーバーSUVとし復活。メルセデスベンツ「GLS」をライバルとします。
そして三兄弟の真ん中に位置するのが、「モッカX」次期型ということになります。
これら「X」シリーズのプラットフォームには、PSAグループが開発した「EMP2」アーキテクチャを採用。先ずは「モッカX」が2019年にも登場が予想されています。その後順次「アダムX」、「モンツァX」がワールドプレミアを迎えるとレポートされています。
GM傘下で誕生したオペル「モッカ」は、シボレー「トラックス」とビュイック「アンコール」の兄弟車でした。これらの祖先にあたるクルマに「トラッカー」があり、この「トラッカー」はスズキとGMとの合併企業「CAMIオートモーティブ」によって製造されています。つまり、SUV「エスクード」とは兄弟関係という過去があり、「モッカX」は「エスクード」と遠縁の親戚関係と言えるでしょう。
(APOLLO)