【新車】いまや貴重な4座オープン「ミニ・コンバーチブル」がマイナーチェンジでイギリスらしさを増した

プレミアム・スモールカーとして確固たる地位を築き上げているBMWミニがビッグマイナーチェンジ。英国の伝統を受け継いだブランドらしく、ユニオンジャックをモチーフとしたリヤコンビネーションランプを採用するなどアピアランスをリフレッシュしました。

さらにジョンクーパーワークスを除く、ガソリンエンジン車の変速機を7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)することで、よりミニらしいキビキビ感のある走りとしているのも注目です。

そんな最新のBMWミニには、電動ソフトトップを持つ、このクラスでは希少な4シーターオープンが設定されています。ソフトトップにもユニオンジャックがあしらわれ、リヤコンビネーションランプとの相乗効果で英国テイストを強調しています。

コンバーチブル全グレードが2ペダルでMTは未設定ですが、車載通信モジュールを用いるテレマティクスサービス「MINI Connected」はコンバーチブル全車に標準装備となっています。

ソフトトップの前側だけ開けたサンルーフ状態にできるのが特徴的なミニ・コンバーチブル。全長4mにも満たないコンパクトボディゆえに、4人が楽々と乗れるパッケージとは言い難い部分もありますが、2シータースポーツかラグジュアリークラスが目立つオープンカー・カテゴリーにおいて、稀有なキャラクターのモデルといえそうです。

グレードは1.5リッター3気筒エンジンのミニクーパー・コンバーチブル、2.0リッター4気筒エンジンのミニクーパーS・コンバーチブル、そしてハイパワー版の2.0リッターエンジンを積むミニ・ジョンクーパーワークス・コンバーチブルの3モデルとなっています。スタート価格373万円というのは、そのボディサイズを考えると高価に感じるかもしれませんが……。

●MINI Cooper Convertible 主要スペック
全長:3,835mm
全幅:1,725mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,495mm、
車両重量:1,330kg
排気量:1,498cc
エンジン形式:直列3気筒ガソリン・エンジン
最高出力:100kW(136PS)/4,500rpm
最大トルク:220Nm/1,480-4,100rpm
変速機:7速DCT
燃料消費率:16.4km/L
メーカー希望小売価格:3,730,000円

●MINI Cooper S Convertible 主要スペック
全長:3,860mm
全幅:1,725mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,495mm
車両重量:1,370kg
排気量:1,998cc
エンジン形式:直列4気筒ガソリン・エンジン
最高出力:141kW(192PS)/5,000rpm
最大トルク:280Nm/1,350-4,600rpm
変速機:7速DCT
燃料消費率:15.5km/L
メーカー希望小売価格:4,250,000円

●MINI John Cooper Works Convertible 主要スペック
全長:3,875mm
全幅:1,725mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,495mm
車両重量:1,400kg
排気量:1,998cc
エンジン形式:直列4気筒ガソリン・エンジン
最高出力:170kW(213PS)/5,200rpm
最大トルク:320Nm/1,450-4,800rpm
変速機:8速AT
燃料消費率15.4km/L
メーカー希望小売価格:5,230,000円

(写真:小林和久 文:山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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