ホンダ・N-VAN登場目前。迎え撃つ「ダイハツ・ウェイク」の特徴をチェック

間近に発表が迫るホンダN-VANが話題ですね。N-VANはどうやらバモスを後継する背の高いボディで登場しそうですが、背の高いFFスペース系といえばダイハツがウェイクで先行しています。

そこで今回、このウェイクにあらためて乗ってみました。触れて感じた美点をまとめると3つになります。

1つ目は(当然ですが)高い全高と広い室内を持つことです。

全高は1835mmで軽乗用クラスで最も高いものとなっています。室内高も1455mmあるため、子供はもちろん、大人も無理なく中で着替えることができるほどの広さです。

2つ目はフル乗車・4人が乗っても荷室が広いことです。ウェイクの荷室はもともと必要十分な量を確保しています。

が、240mmにも達する後席スライド機構を利用してシートを前端位置まで移動させれば、より大きなスペースが出現します。

ちなみに最も前までスライドさせても後席ヒザ前スペースにはまだ余裕があります。

3つ目はフラつきを抑えたサスペンションによるしっかりしたコーナリング性能です。

ウェイクのシャシーベースはタントになりますが、前後ショックアブソーバーやスタビライザーの容量アップを施すことにより、高めた車高にしっかりと対応させています。このため横風が急に吹いた際や車線変更の時、また峠道を走る時などにもしっかりと踏ん張り、不安感がありません。タントと遜色ないフィーリングで運転し続けることができます。

背の高いクルマを安定させる際には得てして足を固めすぎてしまうこともあるのですが、ウェイクにおいてはそんな心配は無用です。安定してコーナリングさせつつ、乗り心地はしっとりとしています。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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