日本自動車工業会(自工会)が5月17日、国交相や経産相、都知事らの出席のもと都内で定時総会を開催し、自工会新会長を選出しました。
2年間の任期を務めた日産自動車の西川社長に代わり、新会長に就いたのはトヨタ自動車の豊田章男社長で、自工会会長を務めるのは2012〜14年に続き2回目(自工会初)となります。
豊田会長は就任後の会見で「自動車産業を取り巻く環境が電動化や自動運転などで100年に1度とも言える大変革期を迎えているなか、中国や大手IT企業を中心とした世界の変化のスピード感に日本がどのくらい付いて行けるかが課題」と指摘。
「自動車産業も今後、安泰とは言えない環境の中、この難局をオールジャパンで乗り越えて行きたい」、「そのためにも現場に一番近い自工会会長でありたい」との抱負を述べました。
また、「クルマを保有する上でユーザーにとって負担になっている複雑で過重な自動車関係諸税に終止符を打ち、制度の簡素化、負担軽減に向けて取り組んで行きたい」と強調。
クルマ好きでも知られる豊田氏だけに、自工会でのリーダーシップが大いに期待されます。
【関連記事】
トヨタが自動運転用「AI」開発に4億円出資!画像解析でアルベルト社と提携
https://clicccar.com/2018/05/17/590263/
トヨタの2018年3月期連結決算、純利益2.5兆円(+36.2%増)と過去最高を記録
https://clicccar.com/2018/05/11/588347/
本格派スポーツセダンに進化した15代目「クラウン」、6月25日に発表か?
https://clicccar.com/2018/05/10/588070/
新型トヨタ「カローラ ハッチバック」に先進運転支援システム「ADAS」搭載
https://clicccar.com/2018/05/04/586458/
国内自動車8社の世界生産2.5%増、トヨタは5年連続世界販売1千万台超え
https://clicccar.com/2018/04/30/584992/
【関連リンク】
日本自動車工業会(自工会) http://www.jama.or.jp/