ゲーム上の架空マシンを実車化!アウディが「e-tron ビジョン GT」を製作、世界各地のサーキットでデモ走行を披露

アウディがレーシングゲーム、グランツーリスモシリーズの「グランツーリスモSPORT」に登場する「e-tron ビジョン グランツーリスモ」を実車化、フォーミュラEの「レースタクシー」に起用すると発表しました。

同車は「グランツーリスモ」の発売15周年を記念してアウディのデザイナーが製作したワンオフモデルで、フロントに1基、リアに2基のモーターを搭載したフルタイム4WD仕様。

システム出力815psを発生。車両重量は1450kgと軽量で、50対50の理想的な前後重量配分を実現しており、0〜100km/h加速は2.5秒以下と俊足。フォーミュラEのローマGPでプロドライバーがデモ走行を行い、同車のパフォーマンスを披露するそうです。

これまで多くの自動車メーカーが同ゲーム向けにモデル・データを提供してきましたが、実際にサーキット走行が可能なマシンを製作したのはアウディが初とか。

同車は1989年に北米のIMSA GTOシリーズに参戦、ファンを大いに沸かせた「アウディ 90 IMSA GTO」の仕様を取り入れているそうです。

今後も各地で開催されるイベントに登場、デモ走行を行なうそうなので、同車の実際の走りを目にする機会を得ることができるかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:Audi、GRAN TURISMO)

【関連リンク】

Audi Formula E
http://www.audi.com/en/audisport/formula-e/editorial_vision_gran_turismo_launch.html

Audi GRAN TURISMO
https://www.gran-turismo.com/jp/vgt/audi/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる