BMWのフラッグシップ2ドアクーペ「8シリーズ」のオープンモデル「8シリーズ カブリオレ」生産型プロトタイプをこれまでで最も擬装の軽い状態でキャッチしました。
カモフラージュが薄くなりましたが、リアフェンダーの給油口は窪みがあり、その形状を隠すようクラッディングが残っているなど、ディテールはまだ不明な部分も多いです。キャビンにはデジタルクラスタや、センターの大型インフォテインメント・ディスプレイが見て取れます。
捉えた開発車両は、ルーフが全開になったことで、全長がかなり長い印象です。フロントマスクを見ると最新世代のLEDデイタイムランニングライト、また冷却効果を高め、燃費とエアロダイナミクスを向上させる「アクティブ・エア・ストリーム」を採用したキドニー・グリルの可能性が高いです。その下のセンターには巨大なセンサーが見られ、最新鋭のドライバー支援技術の投入が予想されます。
パワートレインは、最高出力340psを発揮する3リットル直列6気筒DOHCターボエンジン、並びに最高出力450psを発揮する4.4リットルV型8気筒DOHCターボエンジンがラインアップされると思われます。またMパフォーマンスの『M860i xDrive』には、『M760i xDrive』から流用される6.6リットルV型12気筒スーパーチャージャーエンジンが予想されています。
ワールドプレミアは6月15日、『M8 GTE』が出場するル・マン24時間サーキット場での展示が予想されていますが、クーペのみの展示となる可能性もあるようです。
(APOLLO)