八幡平の鏡沼ドラゴンアイ間もなく開眼(岩手)【車中泊女子の全国縦断記】

岩手県の北西部に位置する八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群。八幡平を横断する【八幡平アスピーテライン】(全長約27km)、その雄大な景色を眺めながらのドライブは最高です。

八幡平アスピーテライン沿いには御在所湿原、後生掛自然研究路、大場谷地園などなど見どころが多数あります。駐車場が要所要所に設けられているので、クルマから降りてすぐ散策できるのも魅力のひとつ。また、蒸(ふ)けの湯や後生掛温泉など温泉の宝庫でもあり、気軽に日帰り入浴めぐりを楽しめます。

【御在所湿原めぐりコース】

スノーシェルターを挟んで東西2ヶ所に駐車場があり、トイレのある西側の駐車場よりも未舗装の東側の駐車場からの方が沼には近いです。写真の光景は徒歩約10分程度で見ることができます(写真は6月上旬)。一周すると約30〜40分です。

見返峠にある【八幡平山頂レストハウス】(駐車料500円)から、登山道を登ります。(写真は10月初旬)

最初は雪も大したことがなかったのですが、5分もしないうちに一面銀世界になるので滑りにくい靴を用意しておいてください。

登ること約10分。八幡平山頂付近にある鏡沼の溶解、通称「ドラゴンアイ」が現れます(写真は6月初旬)。雪解け水がまるで「目」のように見えることから「ドラゴンアイ」と名づけられています。惹き付けられるネーミングですね。

直径は約50メートルとダイナミック。岸まで降りることもできますが、アイゼンなどそれなりの装備がないと滑って危険です。それに上から見た方が、より「目」っぽさを実感できますね。

時間と体力があれば、八幡平山(標高1,613m)山頂展望台まで登れば遥か彼方に岩手山や鳥海山(秋田)も見渡せます。往復約1時間くらいです。ガマ沼、八幡沼をめぐってレストハウスまで戻るコース(東側)は雪もなく歩きやすかったですよ(6月初旬)。

運動のあとは八幡平山頂レストハウスの名物「源太カレー」を。トロットロに煮込んだ岩手産牛すじ肉がたっぷり、スパイシーな大人の味でした。

ちなみにアスピーテライン上にはお食事できる施設が少ないので、八幡平山頂レストハウスでランチするようスケジュールを組んでおくといいですよ。岩手方面に500mほど下ったところに無料駐車場があるので、そこから歩いて来てもOKです。

(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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