ポルシェ・911次世代型(992型)の高性能モデル「911ターボ」のテスト車両が、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
新型では、最新世代の「MMB」プラットフォームを採用。トレッドがワイド化され、高速での安定性向上が図られますが、ホイールベースと全長はほとんど変化ないと見られています。
注目はそのパワートレインです。3リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は600psを叩き出します。最高速度は320km、0-100km/h加速は2.5秒に迫るとレポートされており、ブガッティ『ヴェイロン16.4グランスポーツ』の2.6秒さえも圧倒するパフォーマンスが予想されます。
捉えた開発車両は、フロントバンパーの大吸気口と、LEDデイタイムランニングライト周辺のカモフラージュを覗いてほぼフルヌード状態です。ワイドなサイドシル、冷却効果が向上したサイド・エアインレット、996型(2002年〜2004年)以来となる「フラップタイプ」ドアノブが見て取れます。またリアビューでは、大型化されたエアアウトレットやアクティブ・リアウィング、新デザインのスポイラーやLEDストリップテールライトが装着されているのも確認できます。
室内には、アウディの「バーチャルコックピット」に近いシステムを利用。アナログタコメーター以外はデジタル・インストルメント・クラスタが採用されるはずです。
ワールドプレミアは、「911」新型が予想どおり今秋にされるなら、「911ターボ」は2019年3月のジュネーブモーターショーが有力となるでしょう。
(APOLLO)