映画007の主人公、ジェームズ・ボンドの愛車として知られているアストンマーティン。2018年4月22日に開催されたモーターファンフェスタ2018in富士スピードウェイ(MFF)のブースでアストンマーティンの新世代モデル2台が出展されました。
まずは、伝統あるDBシリーズの最新モデルであるDB11です。今回は電動開閉式のソフトトップを採用したオープンモデルのヴォランテを出展。車両本体価格は2423万2276円です。
2017年10月に発表され、この春からデリバリーが始まったばかりのDB11ヴォランテ。究極のコンバーチブル・スポーツGTと呼ばれているように、新しい接着工法とアルミニウム構造をベースとしたボディに最高出力510ps、最大トルク675Nmを発生する4LV8ツインターボエンジンを搭載。最高速度300km/h、0-100km/h加速4.1秒というパフォーマンスを発揮します。
電動開閉式のソフトトップは吸音性、遮音性に優れた新設計の8層構造を採用。開閉時間はオープン時が14秒、クローズ時が16秒と短いうえ、50km/h以下であれば走行中でも開閉可能です。またこのソフトトップはオープン時にほぼフラットに折りたたまれて格納されるため、トランク容量も先代のDB9より約20%大きくなり実用性も向上しています。
ヴァンテージはベイビーアストンとも呼ばれて、ブランドの中ではエントリーモデルとなります。ル・マンをはじめとした耐久レースに参戦しているマシンはこのヴァンテージがベースとなっています。
新型ヴァンテージも2017年に発表され、デリバリーが始まったばかりというフレッシュなモデルで、私を含めて、初めて実車を見たという人が多かったはずです。ちなみに車両本体価格は2011万8736円となっています。
全長約4.5mのボディに最高出力510ps、最大トルク685Nmを発生する4LV8ツインターボエンジンを搭載。ミッションはZF製の8速ATが組み合わされ、最高速度は315km/h。0-100km/h加速は3.6秒という高いパフォーマンスを発揮します。
先日、海外で試乗会が行われたばかりのヴァンテージ。これから自動車雑誌の誌面を飾ることになるでしょう。アンディ・パーマーCEO体制になって以降、次々とニューモデルを発表するアストンマーティン。今後の展開は要チェックです。
(萩原文博)