日産自動車の電気自動車「リーフ」が日本国内の累計販売10万台を達成

世界累計30万台以上を販売(2018年3月時点で約32万台を販売)した、世界でもっとも実績のある電気自動車「日産・リーフ」が、日本国内の累計販売でも10万台を超えたことが明らかとなりました。

そもそも、近年量産されている電気自動車でフルモデルチェンジを果たしたのは、メジャーブランドのモデルでは「リーフ」しか思いつかないくらい、電気自動車の歴史に刻まれる存在です。

マイナーチェンジ、モデルチェンジごとに航続可能距離を伸ばすなど実用性についても着実に向上させてきたことも、電気自動車への信頼感を増すのに一役買っています。

【国内市場における「日産リーフ」の歩み】
2010年12月 初代「日産リーフ」発売 24kWhバッテリー搭載、航続距離200km
2012年11月 マイナーチェンジ 大幅な軽量化や回生性能の向上などにより、航続距離228kmに
2013年9月 国内累計販売台数 3万台突破
2015年12月 マイナーチェンジ。航続距離280kmに
2017年10月 フルモデルチェンジ・新型モデル発売。航続距離400kmを達成
※上記航続距離はいずれもJC08モード

電動化ムーブメントの中、世界中メジャーブランドが電気自動車をリリースしていますが、EV専用プラットフォームを持つ専用モデル「リーフ」をフルモデルチェンジした経験を持つ日産自動車のノウハウは他社にアドバンテージを持っていることでしょう。国内販売10万台という節目は、そうした日産自動車の価値を再確認させてくれるのではないでしょうか。

なお、初代リーフの国内販売台数は8万1675台、2代目リーフはわずか半年で1万8000台以上をセールスするという好調ぶり。ゼロエミッションの電気自動車というだけでなく、高機能な運転支援システム「プロパイロット」、ほぼ自動といえる駐車支援システム「プロパイロットパーキング」を搭載したリーフは、まさに近未来を体感できるクルマです。

(山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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