目標実現のため「I.D. R Pikes Peak」は、0-100km/h加速をわずか2.25秒でクリアするスペックが与えられていて、これはF1やフォーミュラEを上回るというから驚きです。
フォルクスワーゲンでは、同マシンの開発時にエネルギー容量と重量の理想的なバランスを見いだすことを目標として掲げ、通常のレーシングカーのように最大限のパフォーマンスを追求することはしていないとのこと。
1985年から3年連続でツインエンジンを搭載したゴルフを擁してパイクスピークに挑戦したフォルクスワーゲン。今回も2つのパワーユニットを備えたソリューションが用意されています。バッテリーは生産型のEVと同じようにリチウムイオンバッテリーを搭載。
必要な電気エネルギーの約20%は回生により20kmの走行中に生み出され、制動時に発電機として作動する電気モーターが制動エネルギーの一部を電気に変換してバッテリーに供給されます。
(塚田勝弘)