中国リチウム電池大手・BYDが作る100%電気自動車がコソッとバージョンアップ?【バンコク・モーターショー2018】

タイのバンコク近郊で3月28日から4月8日まで開催中の「第39回バンコク・インターナショナル・モーターショー」でのBYDの出展の様子です。

BYDグループは中国語では「比亜迪」と表記します。BYDはもともと電気自動車用や携帯電話用のリチウムイオン電池を製造しているメーカーですが、比亜迪汽車という自動車メーカーを立ち上げ、電気自動車の製造もしています。つまり、サプライヤーから自動車メーカーとなった企業ということになります。

BYDで有名なモデルは電気自動車のe6です。e6はデトロイトショーでデビューしたSUVスタイルをしたEVで、5人乗り定員と450リットルのラゲッジルームを持つ実用性を兼ね備えたクルマです。ホームページでe6のスペックを見ると、最高出力は90kW、最高速は140km/hとなっていますが、バンコクモーターショーに展示されたモデルのスペックボードでは100kW、149Km/hとスペックアップが図られています。また、航続距離も300kmから400kmへと伸ばされています。

(文・写真:諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる