2輪、4輪のレーシングマシンから市販車まで約300台のホンダ車両が展示されている、ホンダコレクションホールが2018年3月に開館20周年を迎えました。
これを機に1階展示エリアがリニューアルされ、ホンダ創業期の事業足跡を「夢のはじまり、夢の実現、夢の拡大」の3つのテーマで構成した「Honda夢と挑戦の軌跡」が新展示されています。
■カーチス号(1924年)
アート商会時代の本田宗一郎氏(当時18歳)が榊原郁三氏、真一氏兄弟の助手として製作。カーチス航空機エンジンを搭載した、スペシャルレーシングマシンです。
■ホンダ第一号試作エンジン(1947年)
ホンダが初めて独自に設計した自転車補助エンジン。旧陸軍が所有していた無線機の発電用エンジンと出会った本田氏が試作エンジンの燃料タンクに使用したのはなんと、湯たんぽ! 当時の設計者の証言で再現されたレプリカが展示されていました。
■ホンダドリームD型(1949年)
ホンダ初の本格的モーターサイクル完成車として登場。量産に適する鋼板加工チャンネルフレームを採用し、ホンダの大きな夢を託して「ドリーム号」と命名されたのだそうです。
■ホンダRC142(1959年)
ロードレース世界選手権 の1戦であった、最もメジャーなマン島TTレースに初めて出場した伝説のマシン。初挑戦でメーカーチーム賞を受賞し、その後の世界選手権フル参戦への礎を築きました。
■ホンダCA100(1962年)
「You meet the nicest people on a HONDA」のキャッチフレーズのもと、当時のアメリカにおけるバイクの偏ったイメージを一新した「スーパーカブ」の輸出モデル。アメリカにホンダ二輪車を根付かせた記念すべき1台です。
■ホンダスポーツ360(1962年)
ホンダが四輪進出を目指し開発した、軽スポーツカー。第9回全日本自動車ショーで初めて一般公開されるも、軽自動車規格では海外進出が難しいなどの理由から市販されず、解体されることに…。
しかし発表から50年後の2013年に本田技術研究所の技術伝統プロジェクトのもと復刻車が制作され、現代に蘇ったのです。このホンダスポーツ360は世界で1台しかない超お宝! 貴重な1台を拝めて幸せでした。
■ホンダCVCCエンジン(1972年)
達成不可能と言われていた自動車排出ガス規制であるアメリカの大気清浄法「マスキー法」をクリアするため、1972年に世界で初めて開発された低公害エンジンCVCC(複合渦流調整燃焼方式)。1973年には、マスキー法をクリアした世界初のモデルとしてシビックCVCCを発表。自動車メーカーとしてのホンダの地位を確固たるものとしました。
この他にも自転車補助エンジンとして発売されたカブ号F型のエンジン、タンク、取付パーツセットの発送用荷姿が再現されていたり、マン島TTレース出場宣言文、創業者本田宗一郎氏の肉声放映やレーシングエンジンの設計図面など、これまでに無いユニークな展示品もありました。
そして一部の車両を除いて、ほとんどが動態保存されているというからびっくり! 貴重なマシンや資料達は、時間が経つのを忘れて見入ってしまうほど興味深い物ばかりでした。
本格レーシングカートに乗ってドライバー気分を味わい、ホンダコレクションホール(入館料無料!)でお宝車両とともにホンダの歴史を学ぶことができる。ツインリンクもてぎはモータースポーツファンにとって、まさに夢のような場所なのです!!
(写真:clicccar編集長・小林和久、文:yuri)
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