何を隠そう、ボクもそのキャラバン隊に1週間ほど合流して密着取材をしました。向かった先はフランスのチュリニ峠。そう、モンテカルロラリーの舞台です。
そこでの目的は、WRCで輝かしい成績を残したトミ・マキネン選手にフォレスターの走りの実力をチェックしてもらうこと。今でこそトヨタとのかかわりが深い彼ですが、実は母国でスバルのラリー車を販売するなどスバルとの関係も深いんですよね。
トミ・マキネンはあの狭く曲がりくねった峠道で日本仕様のフォレスターをドライブ。「いいとは予想していたけど、ここまでよく走るとは思わなかった。もはやSUVの走りではないね」と楽しそうに運転していたことを覚えています。
その時の記事は「え? 世界チャンピオンの運転ってこんなにスムーズだったの!?【FORESTERLIVE】」。彼の運転はとびきり速いのにとてもスムーズで驚いたものです。
世界各地を旅したフォレスターは、無事に10万キロを走って1年後には無事に日本へ戻ってきました。灼熱のオーストラリアから北欧、そしてアフリカから南米まで、世界のすべての大陸を走った車両は世界的にも相当珍しいでしょうね。
もうすぐ登場する新型フォレスターがいったいどんな伝説を作ってくれるのか、今から楽しみです。
(工藤貴宏)
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