ここまで違うの!? パイオニア「カロッツェリアサウンドエクスペリエンスカー」でカーオーディオを聞き比べ!

みなさん、クルマの中で音楽を聞いていますか?  私は普段から音楽を聞くことが大好きなので、クルマに乗るときは必ず音楽を流します。

普段、移動中は自分の好みにあったイヤホンや、お家の中では選んで買ったオーディオシステムを使用していますが、愛車は純正のもの。クルマで聞く音楽も良い音で楽しみたいなと思っていた矢先、「パイオニアに音の聞き比べができるスペシャルカーがある」というお話を聞き、さっそく体感しに行ってきました!


今年で創業80周年を迎えたパイオニアといえばカーナビ、カーAVのイメージが強いと思いますが、実はスピーカー製作が原点。なので「音へのこだわり」は、とても強いのだそうです。

国内初のダイナミックスピーカー「パイオニア A8」(1937年)

そんなパイオニアが作成したのが、移動式試聴室「カロッツェリアサウンドエクスペリエンスカー」。トヨタハイエーススーパーハイルーフの中に純正カースピーカーとパイオニアから販売されているスピーカーが設置されており、同じ環境下で音の変化を体感することができるのです。

サウンドエクスペリエンスカーで聴き比べるのは、自動車メーカーの純正スピーカーと、カロッツェリアのセパレートスピーカー「TS-C1730S」(32000円/税別)。そして、超低音域のみを担当して再生するサブウーファー「TS-WX70DA」(39000円/税別)の有り、無しを比較できます。それらのスピーカー類を鳴らすのは、音質にこだわったカーナビ、カロッツェリア・サイバーナビ「AVIC-CZ901」です。

では早速、クルマに乗り込んでみましょう!

中に入って驚いたのが、車内の作り。壁は大きな音を出しても車外に漏れないよう防音素材でできており、車内のあらゆる所に凹凸のある木の板が貼り付けられていました。

防音素材は分かるけれど、なぜ凸凹のある木の板が貼り付けられているのでしょうか? インテリアとは少し違うような気がするし・・・。気になったのでお話しを伺ってみると「試聴室は普通の部屋とは違い、音の反射や吸収などを考慮して作られています。なので壁をアンバランスにさせ音を乱反射させることで、音の反響を防ぐことができ、製品の性格がよくわかるようになっているんです」とのことでした。

確かに音楽スタジオなどに行くと、壁は平面でなく凹凸のあるところがほとんどですよね。納得です!

まずは純正のスピーカ-を聞いてみます。試聴用のイスがスピーカーの真ん中、音が一番キレイに聞こえるように人に対して正面に置かれているため、ドアに埋め込まれた普通の車内で聞く音よりはバランスが取れて良く聞こえます。でもやっぱり輪郭のない、緞帳(どんちょう)を下したステージでの演奏を聞いているようなモヤっとした音です。

次にTS-C1730Sに切り替えてもらいます。すると、先程まで下がっていた緞帳が上がったかのように、目の前に音がパァっと広がったではありませんか! 音の輪郭もはっきりと聞こえます。

さらにサブウーファーも鳴らしてもらいます。すると、足元から身体の芯を伝って音が響いてきました!

純正のスピーカーは低音域~高音域まで全て1つのユニットから音が出ていましたが、TS-C1730S+TS-WX70DAと切り替えることにより、ツイーター、ウーファー、サブウーファー3つのユニットから適した音域が出てくるように。そのため音の幅が一気に広がり、今まで曖昧に聞こえていた楽器の音がそれぞれはっきりと聞こえるようになりました。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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