韓国キアが開発しているゼロミッションSUV「ニロ EV」の市販型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。
キャッチしたテスト車両に排気管は見当たらず、EVモデルであることが分かります。フロント部分は完全にマスクでおおわれていますが、恐らくグリルレスと思われます。1月のCESで公開されたコンセプトモデルでは、メッセージを発信できるワイドディスプレイが装備されていましが、市販型での反映が期待されます。
パワーユニットはヒュンダイ「アイオニック EV」から流用されます。64kWhバッテリーパックを搭載し、最高出力204psを発揮。1回の充電では約383kmの航続距離を可能にするものです。通常の生活レベルでは十分すぎる性能で、テスラの半額程度なら脅威と言えそうです。
ワールドプレミアは、2018年秋以降が予想されます。キアは、2025年までに16車種もの電動パワートレインモデルを発売する計画をもっており、その内、排気ガスを排出しないゼロミッションモデルは5車種を予定しています。「ニロEV」はその第一弾となるはずです。
(APOLLO)